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『被害者を理解するための気もちの言葉エクササイズ』は書き込み式のワークシートです(その2)

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 前回は、学会に発表した『被害者を理解するための気もちの言葉エクササイズ』には二つのポイントがあること、ひとつは「感情のリテラシー」、もう一つは「被害者への共感的理解を深める」ことだと説明しました。他にもオノマトペや感情についての考え方など、特徴がいくつかりますが、今回はその内容をいくつか紹介します。  全部で17のワークシートから成っていますが、シート1からシート12までは「感情のリテラシー」、シート13からシート17までは被害者への共感的理解」をテーマにしています。  シート1は48の感情語のリスト、シート2は知っている感情語4語を書きます。いずれもワークシート導入のための課題です。   シート3は感情語のそれを感じた場面や状況と感情の強さについて☆を塗って示します  【例】では、わくわくした感情を感じた場面や状況を書くよう求めます。ここでは、4.5/5の強さの感情でした。頭にきた、がっかりした、うれしかった、など6つの感情について問うています。すぐには思い出せないこともありますが、その結びつきは比較的わかりやすいと思われます。時には結びつく理由がはっきりせず、分かりにくいことがあります。対象者に再質問し、回答内容によってはい社会通念などにも照らしあわせながら本人の考えを確認する必要があります   シート4では、「場面と感情語のマッチング」が課題です。左のいくつかの場面と右のその時の感情をあらわす言葉とを線で結びます。  「家族とすごす」に対して「うれしい」や「はずかしい」といった感情は理解できますが、「不安」や「ひとりぼっち」と結びつけられると、さまざまな解釈が考えられますが対象者なりの理由があるはずで、対象者に尋ねないとわからないことがあります。  また、「だれかの役にたった」が「ひとりぼっち」と結びつけられると、理由は想像しがたく確認の必要がありますが、誤認や誤学習の可能性もあります。  正誤で判断できる課題もありますが、対象者の理解や解釈、記憶などの主観を重ねあわせる面接のプロセスに似たところもたくさんあリます。この『気もちの言葉エクササイズ』が心理面接の素材となり、また補強ツールの役割をはたすところです。  シート5は「身体と感情語のマッチング」です。例のように身体に結びついた感情語はたくさんあります。正誤ははっきりしていますが、感情...